ひきこもりだった頃に出会えたもの。それは美しい言葉たちが光の列になった「詩」だった。
こちらの漫画の中では本の名前を書いていませんが、あの時母が十五歳だったわたしのために図書館から借りてきてくれたのは
「詩とメルヘン」
という、アンパンマンの作者としても有名な故・やなせたかし先生が編集長としてご活躍されていた月刊誌でした。
詩とメルヘンはずっと前に廃刊してしまいましたが、のちに同じくやなせたかし先生が編集長をお務めになられた「詩とファンタジー」という季刊誌が誕生、わたしの投稿詩も二度入選して素敵なイラストとともに掲載していただきました。
一生の宝です。
最愛の母にも感謝です。
ふりかえると、詩を書く頻度はかなり少なかったけど、詩を読む事と同じくらい書くことも大好きです。
ひきこもりだったからこそ出会えたかもしれない。
詩の素晴らしさを知ることに。
言葉は使い方を間違えると時に誰かを傷つける鋭い刃になる。
しかし、反対にあの頃のわたしが救われたように美しい言葉が光のように照らしてくれる事もある。
どうか、優しさに包まれた美しい言葉がこの世界にたくさん溢れますように。
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