この数日間、毎日のように父から電話がかかってくる。
その父の通話の内容は
漫画のネタ
についてだ。
しばらく、禁酒していた父だが、つい最近またお酒を飲み始めて、わたしに電話をかけてくる時はいつも泥酔している。
父がわたしに電話をかける様子を、父の近くで姉と母が見守っていて、とにかくいつも父と通話中賑やかだ。
せっかく、父に漫画のネタを提供してもらったので、新鮮なうちにブログに残しておこうと思う。気が向いたら漫画に描くよ、お父さん。偉そうですまん。
しかし、父が一所懸命考えて(と、父は言う)提供してくれる漫画のネタだが、ネタになるのか?というくらい面白くなくて、逆に面白い。父の行動が面白くて、父と通話中、わたしが大笑いしているのでネタがウケたと勘違いした父がまたネタを考えて、わたしに電話をかけてくるのだ。
では、父がわたしに提供してくれた漫画のネタその1「冷蔵庫を開けたら、ヨーグルトがドサッと落ちてきた話」
父「冷蔵庫の中の豆腐をとろうとしたら、ヨーグルトがドサッと床に落ちてきたんだ。
いつでも、(母は)冷蔵庫に物を詰め込みすぎなんだ。
本当、◯◯(母の実家)昔行った時なぁ、用事があって押し入れ開けたら物がドサッと落ちてきたことが何回かあってな、やっぱり親子(母と母方の祖母)似てるなぁ。
でもな、ユイコ(姉)がヨーグルト片付けてくれたんだ。そしたらな、床が前よりピカピカにきれいになったんだ。」
以上
父が考えた漫画のネタその2「まこが小さかった頃、入院した病院が快適すぎて退院したがらなかった話」
ヨーグルトのネタを提供してくれた翌日か翌々日、父から自信満々な雰囲気で電話がまたかかってきた。
父「お父さんはな、一日中お前の漫画のネタを考えてやったんだ。それでな、今日は2つあるぞ。いいな?」
わたし「うん」
父「お前は、小さかった頃、入院したんだけど覚えてるか?」
わたし「覚えてる。ヘルニアで手術したんだっけ」
父「そうだっけなぁ?あの時、お前は病院が快適すぎて退院したがらなかったんだ」
わたし「うん」
父「・・・・・まだあるぞ、漫画のネタ。」
ということで
父が考えた漫画のネタその3「まこは小さかった頃、公共の場所でよく地面に転がって大暴れした」
父「お前はな、昔デパートや駅で、人がいっぱいいる時間帯よく、地面に転がって泣いて暴れて大変だったんだぞ」
わたし「ああ、申し訳なかったね」
母「大変だったのよー」(父の近くで会話に入る母)
父「・・・以上だ」
そしてこの翌日の昨日、今度は母から電話がかかってきた。母や姉、父から毎日のように電話がかかってくる。わたしもかける。いつもみんなで会話して仲良し家族だ。
母と、いつものように世間話をしていたら、また父がわたしと話したいと言って途中でかわる。
そこでまた
父が考えた漫画のネタその4「お前はお父さんの本当の子だ」
父「お前は、本当はな・・・お父さんの実の子なんだ」
わたし(爆笑)
父「昔、よくお前を橋の下で拾ってきたとか、ガチャガチャ回してもらった子だとか言ったけど、あれは嘘なんだ」
わたし「うん、知ってる」
そういえば、父に昔「お前はガチャガチャ回して拾ったからガチャ子だ」と言われてから、本当に長年ずっと「ガチャ子」と呼ばれている。(現在進行形)
父が考えた漫画のネタその5「落語を聞きなさい」
これは漫画のネタというか、漫画のネタのために落語をすすめてきた父。
父は落語が大好きだ。
父「お前はアホだから落語を聴いてかしこくなりなさい」
以上です。
かなり昔(8年前くらいに)描いた父の漫画。
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