昨日は、新宿ピカデリーで映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』の完成披露上映会に行ってきました。
映画の時間より少し早く夫と新宿に出て春田屋で明るい時間からちょっと飲んだり
(春田屋さんへ行くのは昨日で2回目でしたが、何を食べてもとにかく安くておいしいです。)
新宿の街をぶらぶらしたりしました。
映画の開演時間が近づいてきたので、会場のピカデリーへ移動。
ピカデリーエントランスに、フジコ・ヘミングさんへのメッセージが書ける特別展示スペースがありました。
やっと来れた・・・。ずっと行きたい行きたいと思っていました。
フジコ・ヘミングさんへの想い、書きたい事はいっぱいあったけどただシンプルに自然に出たメッセージがこちらでした。
字が汚いのがバレて恥ずかしいですが、思い出に残るのでこちらに失礼します・・・。
もう、『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』を観に行った昨日が、世界がまるで優しく包まれてるかのような、とてもあたたかい日になって、久しぶりにブログを書かずにいられませんでした。
開演時間が近づき席につくと、まるでなぜかフジコ・ヘミングさんのコンサートにまた来たかのような心地よい、ほどよい緊張感。
映画の前に、舞台挨拶があり、またこの時間もとってもやさしさあたたかさに包まれていて幸せなひとときでした。舞台挨拶っていいですね・・・。ほっこり。あと、かなり前の席だったので嬉しかったです。
ところで、映画が始まると、わたしはある事に後悔します。
映画を観る時は、きまってポップコーンとドリンクセットを片手に楽しむのですが・・・
『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』は、映画なのに、まるでコンサート会場に来たかのような臨場感で、上映中ポップコーンをぽりぽり食べるのに気が引けて、あまり食べられませんでした。
(何で、Lサイズにしてしまったのか・・・)
ポップコーンは一切悪くありません。
ちなみに横にいた夫は、ポップコーンをぽりぽりすごい勢いで食べていた・・・。そのおかげで、あまり残らずすみました。少ないけど残ったものは、もったいないのでお持ち帰りしました。
とにかく『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』は、映画ですが、映画以上のものすごいエネルギーのある作品なのです。
生きている・・・。ずっとずっと生きている・・・・・。
ポップコーン食べながら観る映画ではなかった。(個人の感想です。)
フジコ・ヘミングさんの美しいピアノの音色、お声、お言葉・・・全て全身全霊でうっとり見入ってしまう、そんな映画でした。
フジコ・ヘミングさんは、わたしにとって神様、そして永遠のアイドルのような存在です。
そのフジコ・ヘミングさんのプライベートの時間や、少女のようなかわらいらしい美しいフジコさんを映画で観られてとっても幸せでした。
フジコ・ヘミングさんのお言葉は、フジコさんの弾く美しいピアノの音色のように、心に響きます。
映画の中でフジコ・ヘミングさんがおっしゃった数々のあたたかいお言葉にとても救われました。
映画を観る前のここ最近のわたしは、本当にかなり心に余裕がなく、常にギスギスしていました。
うつ病も、症状がまたぶり返したのではないかと思うくらい心も体もずっと不安定で、苦しかった。こわくて、暗くて、騙し騙しここ最近生きている感覚でした。
人生つらくて苦しいことばかりでした。
そんな日々の中、イヤフォンで聴くフジコ・ヘミングさんのピアノの音色にいつも励まされ、癒されています。
昨日観た『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』も、観終わった後心の底にこびりついていた汚いものが流されたかのような、清々しさを感じました。
映画が終わった後は、コンサートが終わった後のような盛大な拍手喝采が響き渡っていました。どうかフジコ・ヘミングさんに届きますように。
フジコ・ヘミングさんの愛が溢れる映画です。
本当に本当に感動しました。
映画のラスト、フジコ・ヘミングさんの溢れる愛がわたしの涙となって溢れて止まらなくなり、ハンカチで拭っても拭ってもおさまりませんでした。
気づくと、わたしの隣に座っていた方も他の方もグスッとずっと泣いてるようでした。
フジコ・ヘミングさんがもういないこの世の中に改めてさみしさも感じるのに、映画でまたコンサートに来た時のようにフジコ・ヘミングさんに会えた、そんな気持ちの方が大きくなりました。
映画館の大スクリーンとコンサート会場のようなボリュームで観て聴けて本当によかったです。
フジコ・ヘミングさんのコンサートに行った後、またフジコ・ヘミングさんのコンサートにすぐに行きたくなりましたが、『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』も全く同じ気持ちになりました。
心が救われて優しい気持ちになれる映画。それは、フジコさんの優しさあたたかさ、愛を分けていただいたから。
本当に、ずっとずっと憧れです。
愛してます。
上映中、もう一回また観に行こう・・・。
わたしはこの映画に恋したような気持ちです。
素晴らしい感動と愛とやさしさを本当にありがとうございました。