十月はさみしい月。

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日記
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流産してから半年。

出産予定日は10月7日でした。

あっという間に半年経ち、長かったような短かったような。

流産後、落ち込んで毎日泣いていた期間はとてつもなく長く感じたけど・・・。

その後、不育症の検査を受けた事によってビタミンD欠乏症と診断されたのをきっかけに、太陽を浴びるようになり少しずつ前向きになっていった。ビタミンDのサプリも飲みながら。

不育症の検査を受けた時の話。↓

流産後受けた不育症の検査結果
日光浴とビタミンDのサプリの摂取を毎日...

とにかく、この半年間は辛かった、悲しかった、と泣いていた日々から立ち直るために夫さんと温泉旅行に行ったりおいしいもの食べたりして気持ちが明るくなるための事をたくさんした。

そのおかげで、自分でも驚くくらい心身ともに元気に回復し、もう全然外で働ける状態なのだけど、七月の終わりに夫さんが無職になった。

夫さんが働いていた某飲食店は社員が次々とやめていくようなひどい職場で、その環境で最後まで残ったのが夫さんだった。

流産後、少し経ってから無職になったわたしとの生活を考えて、なかなかそのひどい職場を辞められなかったのだ。

労基に相談すると、相談員の方々も驚くくらいひどい環境だった。

わたしも何度も夫に辞めるように言ってきたけど、我慢強い夫は限界の限界に達するまで頑張ってしまった。

わたしが流産してからも、ずっとずっと家のために働いてくれた夫さん。

何もできなかったわたし。

七月の終わり、夫さんが職場でひどいパワハラにあってようやく退職してくれたのを機に、わたしは夫さんにこう提案した。

しばらく貯金でなんとかするから、ゆっくり休んで旅行でも行こう、と。

お金はなんとかなる。貯金も全部使い込むわけじゃない。

ふたりで貯めた貯金ではなく、昔自分が貯め込んでいた貯金のわずかの残りでしばらくはふたりが大好きな温泉旅行に行ったりしながら今は長いお休み期間だと思っている。

その間も、何もしないわけではなく、わたしは漫画を描き続ける。今は連載しておらず、個人で描いて公開していくだけだけど、友人でもあり大先輩でもあるプロの漫画家の方に「まこちゃん自分で漫画描いて売ったらいいと思うよ」とアドバイスをいただき、その言葉を胸に今は試行錯誤で色々考えている途中だ。

売れる漫画は、わたしが普段ブログで好きに描いているような日記漫画ではだめだと個人的に思っている。

なので商用として描くなら

・三年間DV彼氏と付き合った話(暗い)

・母子家庭施設にいた頃の話(明るい)

・noteで公開している『涙の塩ラーメン』をもっと掘り下げた話。上京してからも続けていた話なども含めて。(明るい・暗い)

・海外にワーホリで行った話(明るい・暗い)

・15歳で女子校を中退、その後美容院に就職し三日でやめて関西に戻りひきこもりに。その後21歳で通信制の高校を卒業するまでの話。(明るい・暗い)

本当に我ながら、色々ありすぎた人生でした。

このなかでもDV彼氏と付き合っていた頃の話が一番、商用としては描きやすいかもしれません。続きが気になるような展開で話を区切って進められるので。本当に強烈すぎました・・・。

ハウコレさんで連載させていただいた時も二話に分けてDVの元彼の話を描いた事がありました。

この話が一番反響があった気がします。

しかし、DV元彼とは三年間も付き合っていたのでもちろん二話におさまる話ではなく、これから描いていこうかと思っているところです。

noteでも過激な話を書けば、思った以上にご購入いただいたりして驚いた事もありました。

秘密の話|緑丘まこ|note
誰かに聞いてほしい、だけど公けにはしにくい、そんな出来事をアップしています。マガジン内の記事を5本以上お読みになるなら、マガジンでのご購入がお得です。 ※月額課金制ではございません。

ただ、あの頃の話を描こうとするとどっしり疲れてしまうのが現実。

今はまだ、何のお金にもならないけど温泉街巡りをした話を漫画に描いたり動画を作成してyoutubeに投稿するのがとにかく楽しくて癒しになっています。

わたしが編集した旅行動画です。↓

https://youtu.be/-deTLlMF9LQ

旅行漫画です。↓

初めての修善寺〜後編〜【人生いろいろふたり旅】
※こちらの漫画は、共立メンテナンス様の許可を得て描いております。マスクは省略しております。ホテル『桂川』めちゃくちゃ癒されました。...

何の面白みもないような、ただの旅行漫画だけど描いてる本人はめちゃくちゃ楽しくてただの自己満足になっているかもしれません。

それでも、Twitterでいいねやリツイートしていただくと反応していただきめちゃくちゃ嬉しいです。

https://twitter.com/makoishappy777/status/1574005311249129472?s=46&t=HKuRJ_uGGpxWLdZs_IAT-Q

話がずいぶんと脱線してしまいました・・・。リアルでもよくある事です・・・。

十月。赤ちゃんが生まれる予定だったこの月。

先月あたりから、また流産した赤ちゃんの事を考えて泣いてしまうようになりました。

以前のように落ち込んで流す涙とはまたちょっと違うような・・・わたしの語彙力では表現しきれませんが、ただただ暗い気持ちで流していた絶望の涙とはまた別の涙です。

ああ、赤ちゃんもうすぐ生まれていたのにな。

もしかしたらもうすでに出産が早まって生まれていたのかな。

そんな事を考えながら、赤ちゃんがお腹にいた頃一緒に歩いた道を夫婦だけで歩きます。

実は、妊活らしい妊活(ゆる)は流産後、最初の三ヶ月でやめてしまいました。

三度の更新で止まったままのゆる妊活日記。↓

三度目の正直〜ゆる妊活せきらら日記3〜
人生初めての妊活(ゆるゆるだけど)をはじめて約三ヶ月。前回、三度目の妊活では初めて排卵日予測検査薬を使用しました。(排卵日予測検査薬)結果・・・・・・・・↓...

妊活していた期間、なんとなくとがった感情を持ってしまったり、不安定な精神状態になり、そんな自分が嫌でとにかくしんどかった。

あと、どこかでも書いたけど、流産後性欲が全くなくなってしまった。というか、妊娠中からすでに性欲がなくなっていったけど今は無に等しい。

noteで欲求のおもむくままに描いていた赤裸々漫画を読んでくださった方は驚くかもしれません。

なので、最初の三ヶ月間以降は無理に妊活はせず、自然に任せていました。しかし、旅行中たまたま行った神社が「子宝祈願」で有名な神社で・・・

願い事を書く玉依の花に、赤ちゃんに会いたいと思う願いを書いて神社に奉納してきました。

夫婦ふたり、現在無職で妊活というのも気がひけますが、赤ちゃんがいつ来ても財政的に苦しくならないくらいの貯金は残している状態で、妊活を無理せず再開したいなと思うようになりました。

自分で言うのもおかしいけど、もともと働き者のわたし達。ずっと無職ではないだろうし、いざとなったら夫さんを社員に、と声をかけてくださる場所はいくつかあります。

ただ、積極的に妊活を再開するのはやはり心身ともにしんどいので、今後も決して無理はしません。

正直、子なし夫婦のままでも幸せは幸せです。子供がいるから幸せ、いないから不幸、なんて事はないので。わたしにとって一番大切なのは、今いる家族と仲良く幸せである事。

だけど、やっぱりわたし、赤ちゃんに実はめちゃくちゃ会いたいんだ・・・そう実感したのが日枝神社に行った時でした。

流産した赤ちゃんが戻って来てくれるかは分からない。あの子はお空にかえったままで、今度もし来てくれるとしたら別の赤ちゃんかもしれない。

だけど、本音は流産した赤ちゃんが元気な姿でかえってきてほしい。

会いたいです。

わたしが流産した事を知ってる数少ない親友が、流産後一本の動画を送ってくれました。

昔放送されたテレビ番組を知らない方が録画してyoutubeにアップした動画でした。

内容は、流産した赤ちゃんが忘れ物をとりに空に帰って、すべり台でまた戻ってきてくれる、そんな内容だったかと思います。流産した方の不思議な経験談でした。

わたしは、流産後しばらく親友が送ってくれた動画も観れず、落ち着いたら観るね、と返事をしました。

その後、少し回復して観る事ができ、その動画に励まされて涙が止まらなくなりました。

とはいえ、わたしはふた通りの考えがあります。

流産した赤ちゃんは二度と戻ってこないかもしれない。だからこそ、次にもし赤ちゃんが産まれてきてくれても、その子は流産した赤ちゃんの弟か妹。なので、流産した赤ちゃんの事をいつか伝えたい。

もう一つの考えは、本当に天国にすべり台があるなら、忘れ物をとりにかえってから、今度は元気に生まれて来て欲しい。

日枝神社で、お参りした後、子宝の木にも夫婦で手を合わせてきました。

なんだかあたたかい気持ちになりました。

漫画にも描いています。↓

初めての修善寺〜後編〜【人生いろいろふたり旅】
※こちらの漫画は、共立メンテナンス様の許可を得て描いております。マスクは省略しております。ホテル『桂川』めちゃくちゃ癒されました。...

神社の木の写真や動画をyoutubeやブログにアップしていいか神社の方に確認したところ、許可をいただきました。神社の方、ものすごく親切で優しいです。

しかし肝心の動画、あまり撮れていなかった・・・。

心にはしっかりと思い出は残っています。

あまり、Twitterでは流産した事とか呟かなくなったけど、ブログではひっそり書かせてください。

わたしの周りの仲のいい友人のなかにも流産を経験した人は二人いて、流産は決して珍しい事ではないのだと感じます。だけど、よくある事だから、と友人の事も自分の事も思えないし、思わなくたって別にいい。ずっと悲しくても当たり前。

だって命だから。命より重たいものなんて絶対にない。

流産したわたしの友人ふたりはその後子宝に恵まれました。

わたしの場合、週数が進んでからの流産だった事もあり不育症の検査対象になり、自分が流産した時と同じ週数以降の流産は流産の中でも珍しいと知りました。(流産のほとんどは10週未満で成長が止まっている)

そんな事もあって、以前は考えすぎてだいぶ落ち込んでいたのもありました。

だから、不育症の検査を受けた後、前向きに元気になったと言いつつも心のどこかで妊娠するのがこわいと思ってしまったり。妊娠しても、また流産してしまうんじゃないか、という恐怖です。

でも、そんなふうに妊活をずっとお休みというよりも避けていたら赤ちゃんには会えない。妊娠は奇跡なので、頑張っても一生会えない可能性もあるけど、頑張らずに会えないより少しでも妊活して会えない方が後悔はないのでは、と最近思います。

流産した友人達が今子宝に恵まれて幸せそうにしている事は、わたしにとってもかなり幸せな事です。

いつか会えたらいいな。

結婚した日の話がkindleで無料でお読みいただけます。↓

ふたりだけのおうち結婚式 さとるとまこのまんが日記集
令和三年八月二日。結婚式はせずに、入籍だけする予定だった。しかし、突然「ふたりだけのおうち結婚式」を思いついた作者のなにげない一言で、友人や遠く離れた家族から思いがけない素敵な祝福を受けながら結婚当日を迎えることに・・・。決して豪華ではないけれど、みんなのおかげで心温まる宝のような一日になった実話をもとに描いたコミック...

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