ドラゴンクエストユア・ストーリーを観て感じたこと(ネタバレなし)

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日記
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大大大ファンであるドラゴンクエスト。

そのドラクエが映画になると聞いて前々から大喜びしていたわたし。

それも監督は、ドラえもんの映画で涙ウルウルの感動をくださった山崎 さんだという。

これは観るしかない!!!

と思ったのだが、なんとなく映画をすでに観た人の感想が気になりSNSで検索したら・・・

ええっ、ラスト15分に何が起こるのかーい?

って思わず汗が出そうなくらい映画のラスト15分間が叩かれまくっている。

ネタバレありきの感想も長文でブログに書く人もいる。

その方々の特徴は、ラスト15分の展開のなにかに怒っているのである。

うーん、微妙そうだから観るのやめようかなぁ。

そうわたしがぽつりと彼に言ったら

逆に気にならねー? 何が起こるのか。あと俺は観たいけどな。ドラクエの世界が再現された映画。

彼から予想外な言葉が返ってきた。

そんなこんなで彼が仕事休みだったので観に行ってきました。

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

では、この映画を観たわたしの正直な感想。

感動。

もう、この二文字につきる。

開始から、映像の美しさにひきこまれ、ああドラクエの世界だ・・・と浸りきっていた。

また、聴き慣れすぎたドラクエのBGMも流れていて耳も心地よい。

シリーズのなかでも一番大好きであるドラクエ5をおそらく10回以上はプレイしたわたしでも、映画上のストーリーとゲーム上のシナリオが多少違っていても全く違和感を感じないくらい自然であった。

ゲーム版ドラクエ5のエピソードは、ひとつひとつがどれも宝箱にしまいたくなるような価値のあるエピソードだと思っているのだが、映画はそれらを短縮しなければならない。

そのためなのか、シナリオや設定に違いがいくつかあったが・・・

わたし感動したよ・・・

ネタバレなしなのでいえないがおおまかにいっても3ヶ所くらい涙腺にくる場面がありました。

細かくいえばもっとかな。

フローラやビアンカもいきいきと描かれていて、この映画の世界に感情移入しまくるわたし。

しかし、頭の中でひどい、と噂のラスト15分をどこかで身構えていた。

見えない心の盾を手にしながら。

こんなに感動させてくれているのに、ラスト15分でその感動を覆してさらには怒りさえもおぼえる可能性があるらしい。それらの意見はSNS上で嫌というほど見てしまったから。そのせいでわたしが映画を観るのをためらったくらい。

そしてとうとう、ラスト15分がやってきた。実際時間をはかったわけではないので15分というのは感覚で言っています。

ラスト15分。

ん?

んん?

こりゃ、ひどい・・・ひどすぎる。

これはみんなが怒るのも分か・・

ん?ん?ん?

あれ?

な、泣きそうだ。だめだ泣くな、わたし。

泣くなー!!

とまぁ、こんな感じ。

正直な感想、初めから途中までもめちゃくちゃ感動していたけど、わたしはラスト15分が一番好きです。

一番ぐっときて涙こらえるのに必死でした。

わたしは思い出していたのです。

15歳の頃、高校を中退して人を避けてひきこもりになりドラクエのゲームばかりしていたあの日々を。

カセットをはめてドラクエの世界にとびこむと、あのひきこもっていた頃のわたしにとっての世界はドラクエにあった。

ドラクエの世界の住人は本当に生きていたし、世界も本当にあった。

家までたずねてきてくれた親友ですら会いたくないくらい、人に会うのが億劫でこわかったあの頃。

そんな時にわたしに広い世界を見せてくれたのがドラゴンクエストである。

あの時の感動が蘇り、映画が終わってもぼーっとしていた。

こんなに素晴らしく感動させてくれたこの映画だが、人によって感じ方が違うのは仕方ない。

しかし、わたしは素直に感動した。

この映画がわたし達に伝えたかったことは・・・?

答えは分からない。

ただドラクエファンだからこそ感動できる映画なのでは、と思った。

といってもドラクエのゲームをプレイしたことがない観客の方もたくさんいると思う。そしてこの映画がきっかけでゲームをしてみようかな、と思う方もいらっしゃると思う。

わたしはこの映画大好きです。

ゲームした事ある方にもした事ない方にも観てもらいたい。

わたしと同じくゲームの大ファンの方々から色々な厳しい意見が出ているラスト15分も、少し視点をずらして観てもらいたい。

わたし達は思い出す時間を与えられたのだ、と。

あの頃、ゲームの世界を本気で旅したあの瞬間を思い出す時間を。

あの世界は本当に存在した。

それはわたし達の心の中に。

あんなに辛かったひきこもりの時期も、ドラクエの世界を旅していたおかげで輝かしい思い出になっている。

ゲームはただのゲームじゃないし、映画もただの映画だとは、わたしは思いません。

なぜなら心ある人間がつくっているのだからゲームや映画にも心、そして命がふきこまれているのだとわたしは思ってやまないのです。

ゲームや映画に救われた方々もたくさんいらっしゃると思います。かつてのわたしのように。

・・・ドラクエの映画、また観たいなぁ。

今度は思いっきり泣いてもいいようにハンカチ持参で。(今日は持ってなかったんかーい)

そして一言。

映画を含め、何に対しても人の意見や批判に流されず自分でみて感じることが大切だと思いました。

わたし達の冒険はまだまだ続く

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