よくお互い知りもせず、誘われたからといって二人きりで男の人とご飯を食べに行くとたまに地獄をみる事がある。
会話の節々に
「オレ、女のくせに部屋汚いやつがまじ無理」
「オレ、女のくせに人前でげっぷやおならするやつもだめだなぁ」
「ああ、あとさ、女のくせに言葉づかいがたまに男っぽくなる奴もいるじゃん?あれも無理」
と、とにかく女のくせに~を連呼する人。
私はきゅっとくちびるをかみしめ最初は愛想笑いを浮かべるのだが、次第にはんにゃのような表情を無意識に浮かべているかもしれない。そして、正直に相手に言う。
「ああ、それ全部私にあてはまってるわ!」
「ま、まじ・・?」
相手の顔が青ざめる。
おいうちをかけるように、私は続けて言う。
「ていうか~、女のくせに女のくせに、ってうるさい人の方が無理だね。男のくせに」
言った後に気がつく。
「男のくせに」
「くせに」
あっ! 私も使ってた!
これ、本当に不思議なのだけど女友達が「男のくせに~」ってグチを言ってても全く気にならない。
不思議で仕方ない。
これが世にいう「矛盾」というものだろう。
まあ、私は性別はあまり関係ないと思っています。
男っぽい女がいようが、女っぽい男がいたっていいじゃない。
お読みいただきありがとうございます。
今回のせた文章も漫画も、8年前他のブログにアップしたものをそのまま転載しました。
「〜のくせに」という言葉と考え方、改めてわたし自身も気をつけようと思います。
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目が覚めたらあの世にいた、不思議な話はこちら。(フィクションです)↓